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地域包括ケアシステムの学びは筒井孝子先生著作から

鍼灸マッサージ師が地域包括ケアシステムに結びつくために

こんにちは。所長の長谷川です。

現在、まだオープンしたばかりで地道な活動を進めているところですが、
地域の介護保険関連業種様、医療関係者様への挨拶などをするところから、
という状態です。

元々25年、大磯町と厚木市で自費施術(患者様が治療院にお越しになるタイプ)の施術所を
運営しておりまして、これはもう、患者様がお越しになるんですから
宣伝もなにもないんです。もう10年ぐらいは広告を出したことがない(苦笑)。
電話帳、ホームページぐらいかな。

そんなわけで、私には「地域包括ケアの学び」が不足している実感がありました。
この度フレアスのFC導入に伴い、最も大きく影響したのは

「地域包括ケアシステムの流れをしっかり学びたい」と思ったからなのですね。
特に、多職種連携について。

地域で開業して鍼灸マッサージの業界団体に入るともうまったくといっていいほど
他職種とのつながりがない状況だったわけですから、これからの残りの人生を
しっかりと「地域をみつめる」への学びに向けてまいりたい、と思ったのです。

その根底にはジェネラリストの概念を作られた五十嵐正紘先生の
「五十嵐十の軸」にあこがれたから,という理由があります。
地域に根ざす、ということです。しかしそれは、自分について向けた概念であったような気がします。

しかし、地域包括ケアシステムはいろいろな立場からある患者様を見つめなければなりません。
リソースが患者様にとって「最も良いかたち」になるのが
その患者様の「地域包括ケア」がうまくいっているとなりますね。
教科書的ではないんですね。非常に個別化されたケアの形。

ですので、構造学的に地域包括ケアシステムを知っておかねばなりません。
様々な書籍がありますが、その中でも最も参考になると私が考えているのが

「地域包括ケアシステムの深化」

著者
筒井孝子=著
判型
A5
ISBN
978-4-8058-5941-4
頁数
466頁
発行日
2019年9月20日
価格
4,400円(税込)

です。
鍼灸マッサージ等は全く言及されていませんが、
地域包括ケアシステムの流れを知るために海外との比較や
実際の連携のかたちなどを垣間見るにはとても情報量も豊富で読み応えがありました。

特に第3部第5章はその構造がよくわかり勉強になります。

こういった患者様、医師、ケアマネジャーの連絡関係などを見ていると
私ども鍼灸マッサージ師ができる事がありそうな気がします。

地域のリソース間の情報伝達を患者様のお宅に伺うさなかで
確認し報告する事が実際の施術以外にも可能になると思います。

まだまだ学ぶ事が多いなあと感じる今日この頃です。

頑張らねば。
写真

2022年03月06日